平成25年度第3回志塾「震災学びのプログラム」+自然栽培農園 | 再生日本21


平成25年度第3回志塾「震災学びのプログラム」+自然栽培農園

7/22(月)、平成25年度第3回志塾として、
宮城県東松島市「震災学びのプログラム」+自然栽培農園 を行ないました。

東日本大震災から2年以上が経ちましたが、
「継続して被災地に足を運び続ける」。
それが私たち「再生日本21」「志塾」の基本姿勢です。

宮城県東松島市は、東日本大震災の津波による市街地浸水率が被災地の中でも最悪の65%にも及び、
1,000人を超える方々が亡くなった地域で、今も多くの方々が仮設住宅で暮らしています。
しかし、彼らはただ悲嘆に暮れているわけでも、行政頼みで支援を待っているわけでもありません。
自らの力で復興に向け動いているのです。
震災以前から組織していた「奥松島体験ネットワーク」を中核に、「再生1口オーナー制度」を立ち上げ、
それにより多くの人や企業の力が集まり、地道な活動を積み重ねています。

今回の「震災学びのプログラム」では、
語り部の方から被災地の被害状況と復興に向けての現状をお伺いし、
お昼は地物の海産物中心のバーベキューをいただき、
最後、皆でワカメやヒジキや海苔を買って帰りました。
本当にささやかな活動ですが、
今後もこういったことを継続して行なっていこうと思っています。

また、東松島市での「震災学びのプログラム」の後は、
仙台市北部の「泉ヶ岳ふもと すずめ農園」さんを訪ねました。
ここは、とても素敵な双子のお嬢さんがやっている自然栽培による農園です。
あいにく雨が降り出したため、農作業はできませんでしたが、
梅干し作りのお手伝いをさせていただきました。
「手をかけること」「それによって昔からの生きた知恵を学び身につけること」。
これも私たち「再生日本21」「志塾」の基本的価値観です。
(すずめ農園さんでは作業と話に夢中になっていたため、写真を撮り忘れました。
後で出てくる梅干しの写真は、後日農園さんから送ってもらったものです)

(稻田雅彦)

参加者感想(一部のみ抜粋)

住民全員無事は人の力の結束によるもの

「震災学びプログラム」に参加しました。
仙台に集合し、主催して下さった再生日本21の稻田さんの車で宮戸島に移動。
ふと海側の風景を見ていると木々の隙間からブルドーザーが整地している様子や更地が見えました。
きっとそこには沢山の方々の生活の風景があったはず。
瓦礫の山が残っている場所が何カ所もあり、まだ復興には時間がかかる現実を実感しました。
 
宮戸島月浜地区は、37世帯あった民宿などの家屋がすべて津波の被害を受け今は更地になっています。
そんな被害を受けながらも住民は全員無事でした。その理由は……。
海を目の前にしているこの地域では、近々99%の割合で地震がくると聞き、日頃から避難訓練をしていたこと。
津波が大きいという情報を津波到達の20分前に把握し、通常より高い位置まで避難したこと。
車の渋滞を避けるため、民宿のマイクロバスを使って一台に多くの住民が乗り込み避難したこと。
長年住んでいる方ばかりなので、近所に誰がどのように住んでいるかを全員が把握していたので、
1人で生活している高齢者を迎えに行ったことなど……。
日頃の人間関係や人の力の結束によるものでした。
日頃から近所の方と親しく付き合う、助け合うという大切な気持ちをいつから無くしてしまったのか……。
日頃の私自身を反省しました。

震災で受けた心の傷は簡単に消えるものではないと思います。
でも津波の被害に遭いながらも生き生きと新しい葉をつけている松の木や草花。
その木々と同じく、新たな取り組みを生み出し、意欲的に取り組んでおられる奥松島体験ネットワークの方々の様子に、
私自身が勇気を頂きました。
お話下さった語り部の鈴木さん、昼食を用意して下さった方の温かい笑顔、
布に書かれたボランティアの方々への感謝のメッセージには、胸が熱くなりました。

その後、訪れた自然農園では無農薬のお茶と玄米で作ったケーキを頂きながら、お話をしました。
無農薬のお茶はまろやかで優しい味でした。

宮城でたくさんの笑顔と優しさを頂きました。
便利だと思っている現代が本当に便利なのか?ということも考えさせられました。
今回の気づきを無駄にせず、大切に……形にしていきたいと思います。
このプログラムに参加でき、本当に良かったです。

(青柳美智代)

ボランティアの方々への感謝のメッセージ

被災地で生きていこうという力強さを感じた

私は隣県の山形県に住んでいますが、
家の中で私だけが現地の様子を知らずにいました。
今回は大方後片付けが済んだ所への見学でしたが、
奥松島体験ネットワークさんのパンフレットを見て、
震災直後はこんな惨状だったのかと
一言では言い表せない思いになりました。

あんな怖い目に遭っても、
語り部の鈴木さん達の、そこから逃げない、ぶれない、
そこで生きて行こうという力強さを感じました。
災害の多い日本人のDNAなのでしょうか?
静かに耐える姿を見ました。
私に今できる事なんて、宮城県産の海産物を買ったり、福島の除染を手伝う事くらいですが、
ネコの手よりましかなと思って、これからも参加させていただきたいと思います。

こんな事を書くと怒られそうですが、
何の被害にも遭わなかった事に、
又こうして暮らしている自分達に幸せを感じ、
又有難くも思いました。

もっと多くの人が被災地に足を運ぶと良いですね。

(小松弘子)

復興の現状を説明してくれる語り部・鈴木さん


仮設住宅は本当にチャチです…

長いお付き合い、継続が大切

今回は、楽しくも、美味しく、有意義な時間を過ごさせていただき、誠にありがとうございました。
参加させていただき、本当に良かったと思います。

東北の方の純朴さと粘り強さと明るさには、頭が下がります。
見倣うべき点がたくさんあり、とても勉強になりました。
都会の私たちと被災地の方とが、お互いに長いお付き合いができるように、
継続することが大切であると、再認識致しました。

また、ぜひゆっくりと、漁業と農業の一端を味わいつつ、様々な体験ができれば幸いです。
皆様、本当にありがとうございました。次回を愉しみにしています。

(脇 義明)

とても素敵な双子のお嬢さんが中心になってやっている「すずめ農園」

おまけ

地物海産物中心のバーベキューはとっても美味しかったです!
皆さんも是非足を運んでみてください!

お椀のカニ汁が美味!