平成21年度 株式会社再生日本21 活動報告 | 再生日本21


平成21年度 株式会社再生日本21 活動報告

活動報告会について

株式会社再生日本21(以下、「再生日本21」)では、多くの志ある皆さまからご出資いただき、設立からこれまで約4年間活動して参りました。平成21年12月現在、株主様が91名、資本金は合計で1億6400万円となっております。
再生日本21の会計年度は1月1日から12月31日となっております。皆さまがお持ちの株式は「A種株式」といって議決権のない株式でございますので、株主総会にご出席になれません。そこで、株主総会に代わるものとしまして、年一回再生日本21の活動状況をご報告する「活動報告会」を実施いたしております。

再生日本21の事業について

再生日本21の設立にあたって、以下の3つを柱に事業を行ないたいと申し上げました。
①日本初の本格的なシンクタンク「戦略経済研究所21」の立ち上げ
②インターネットを使ったクオリティペーパーの発行(インターネット新聞)
③将来の日本を担う人材を育成する私塾の開講
現在のところ、③の私塾が活動の中心となっております。①および②に関しましては、インターネット上での意見交流・議論の場である「Wmode(ウィーモード)」及びインターネット上での意見・研究・情報発信の場である「ネット松下村塾」という形で、歩みを進めております。詳しくは後述いたします。

志塾に関して

日本を変革するにあたって、最も大切なのは「人材の育成」だと私たちは考えております。私たちの先人たちは、かつて欧米列強からの植民地化の危機に奮い立ち、懸命な努力により富国強兵を成し遂げ、不平等条約を改正し、わずか半世紀で世界の一等国にまで上りつめました。その近代明治国家を作る起点となったのが明治維新でした。その明治維新という変革を達成したのは、幕末の志士たちです。彼らの多くは「藩校」という公教育ではなく、吉田松陰の松下村塾や緒方洪庵の適塾といった「私塾」の出身者でした。
この歴史に倣い、現代の私塾を立ち上げ、日本を変革する人材を輩出することを目的に、平成18年9月より、「志塾(しじゅく)」を開講いたしました。志塾は、世のため人のため、さらには日本再生のために尽くすという「志」を磨く塾という意味を込めて命名しています。ですから、多くの書籍や講義にも学びますが、それは単に試験に受かるための知識や技術の習得とは目的を異にし、日本再生のための思索力を磨く目的で行ないます。
平成21年6月から12月は、志塾第四期を開講いたしました。塾生は8名で、20代~50代まで。職業はタレント、若手経営者、公務員、会社員など様々なお仕事の方が、関東、東海、関西、四国、九州と全国各地から集まりました。
第一期、第二期の成果を踏まえて、第三期からカリキュラムを改善いたしました。具体的には「地方研修を大幅に増やす」「塾生に塾の運営を任せる」の2点です。第四期もその方向性を踏襲いたしました。

① 地方研修について
現代の教育は受験のための知識偏重で、感性を磨く機会があまりありません。しかし、人格や人間的魅力も含む「人間力」とは、感性を磨くことで陶冶されるものです。そこで、知識だけを学ぶのではなく、現地現場に行き、志を持った活動をしている人物に触れ、自らの五感を通じて感じ取る教育が重要だと考えました。第二期の地方研修で、塾生に大きな成長が見られたことを踏まえて、第三期では地方研修を重視し、全6回の講義のうち3回を地方研修といたしました。
第四期でも全6回のうち2回の地方研修を行ないました。9月には第三期に続いて「萩・下関研修」を実施し、幕末の志士が実際に活動した地や松下村塾などを訪れ、その志と行動を学びました。11月には初めて「水俣研修」を行ない、水俣病の苦闘の歴史と街の再生に人生をかけておられる方々の生き様を学びました。

② 塾生による塾の運営について
志塾の目的のひとつに、「卒塾後、塾生が新たな塾長となって、地元や周りの人に志の大切さを広める」というものがあります。塾の運営自体もひとつの実践研修として、学ぶ場とする必要があると考えました。そこで、第三期生は入塾後すぐに役割を分り振り、塾生同士の連絡や講義、研修の準備、当日の運営などを塾生に任せ、スタッフは主にサポート役に回りました。第四期もその方針を踏襲し、塾生自身が準備・運営に携わりました。
第四期からは、塾頭・副塾頭も卒塾生に担ってもらうことにいたしました。第一期から第三期まで塾頭を勤めた北村三郎先生は最高顧問に就任し、第一期生の森川秀直さんが新塾頭に就任いたしました。また、第二期生の福屋泰司さん、第三期生の宮本吉寿さんが副塾頭に就任いたしました。皆、仕事を持っているため出席できない時もありましたが、今後も卒塾生に積極的に塾の運営に関わってもらい、新しい志塾を作っていく所存です。
第五期は平成22年6月~12月に開講いたします。株主の皆様も「この人物を志塾に」と思う人材を、是非ご紹介下さい。

卒塾生の活動について

志塾は学んで卒塾したら終わりではありません。卒塾後も実践活動を行ない、また自らの志を磨き続けると同時に、その志を多くの人に伝えていくことが、この塾の大きな目的です。
卒塾生の活動をいくつかご紹介します。
第一期生の山中俊之さんは、中央省庁の官僚や公務員の改革をテーマに、「公務員の人材流動化がこの国を劇的に変える」(東洋経済新報社)を上梓しました。また、平成22年4月に日本総研主任研究員の立場から独立起業し、研修やコンサルティングの会社を立ち上げるとともに、関西学院大学・大学院教授にも就任しました。
三期生の清水隆司さんは市議会議員として活躍を続けており、一期生の若林純一さんも4月25日投票の市議会議員選挙にチャレンジ中です。
四期生の北野誠さんは、今年2月から芸能界に復帰し、今後はお笑いではなく社会的なレポートにチャレンジしたいと意欲を燃やしています。
上記で取り上げたのはほんの一部で、多くの卒塾生が地域の活動や会社経営、あるいは勉強会などで、志塾で学んだ志を行かして活動中です。

インターネットを通じた情報発信について

再生日本21の事業計画として、人材を育成する志塾のほか、インターネットを介した高級新聞(クオリティ・ペーパー)の発刊があります。現在では多くの方々がインターネットを通じて意見や情報の発信をしています。従来のマスコミを介した世論形成から、個人が直接、政治・経済・社会問題に対して意見交換し、世論を形成していく場ができつつあります。こうした状況を踏まえて、インターネットを通じて、日本再生のために本当に必要な情報を発信していく新しい形での新聞を作ることを検討中です。
その準備段階として、インターネット上で全国の志ある人材が交流できる場、インターネット議会「Wmode(ウィーモード)」を立ち上げております。「Wmode」は長らく活性化されていない状態にありましたが、平成22年に入って活性化させておりますので、是非株主の皆様にもご参加いただければと思っております。
また、インターネット上で、私どもからの意見・研究・情報を発信することを目的に立ち上げた「ネット松下村塾」も平成22年から活性化させております。こちらはブログ形式で情報発信しています。株主の皆様にはこちらも是非、お立ち寄りいただきたいと持っております。

そのほかの活動について

再生日本21にとっては、「日本人の精神性の低下」がひとつの大きなテーマです。現在の日本、日本人の精神性に対する危機感から、平成21年11月に、「今こそ、21世紀の明治維新を!」(井口潔+関良雄+浅井隆共著)を第二海援隊から出版いたしました。また、平成22年1月・2月には、現代版「船中八策」として「龍馬との対話(上)(下)」(浅井隆著)をあ・うんから出版いたしました。
そして「今こそ、21世紀の明治維新を!」に関しましては、その出版記念講演会を、平成22年3月18日大阪で行ない、そして本日東京でも行ないます。

人事異動について

人事異動がございましたのでご報告いたします。
新任:執行役員 稻田雅彦(平成21年4月1日付)
長く再生日本21の業務に従事してきました坂元康宏は平成21年4月に第二海援隊グループの投資助言部門の責任者に、宮崎由紀夫は平成21年8月に第二海援隊出版部に、それぞれ異動となりました。また、石原愛子は平成21年10月末を持って退職いたしました。

今後の資本政策について

再生日本21は「日本を再生する」ことを唯一の目的とする会社であり、通常の企業のように営利を目的とするものではありません。しかし、日本再生という目的を達成するためには、会社が長期に渡って継続していかなくてはなりません。
そこで平成19年より、“支援金”という形で皆さまよりご協力いただくことにいたしました。平成21年は、21名の方から合計66万円の支援金をいただきました。ご協力いただきました方々には心より御礼申し上げます。
また、浅井が長年研究してきた資産運用のノウハウを活用して、余剰資金の一部を実績ある海外ファンドに投資いたしております。運用の結果、資産が殖えましたら、一部を取り崩して運転資金に充てていきたいと考えております。
ご参考までに平成21年度の貸借対照表および損益計算書の要旨を添付しますので、ご覧下さい。
以上が、再生日本21の平成21年度の活動状況でございます。
今後とも再生日本21へのご指導、ご協力のほどお願い申し上げます。

平成22年4月19日
株式会社再生日本21