平成23年度 株式会社再生日本21 活動報告 | 再生日本21


平成23年度 株式会社再生日本21 活動報告

◇再生日本21の事業概況
再生日本21の設立にあたって、以下の3つを柱に事業を行ないたいと申し上げました。
(1)将来の日本を担う人材を育成する「志塾」
(2)長期的国家ビジョンを提言するシンクタンク「戦略経済研究所21」
(3)本物の情報を伝える「インターネット新聞」
現在のところ、(1)の「志塾」が活動の中心となっております。当期は従来の「志塾」のプログラムに加え、東日本大震災の被災地における諸々の活動も積極的に行ないました。
(2)に関しましては、再生日本21執行役員の稻田雅彦が、複数の外部シンクタンクの勉強会やシンポジウムに志塾生とともに参加し、その報告や研究レポートをインターネット上での意見交流・議論の場である「Wmode(ウィーモード)」やインターネット上での研究発表・発信の場である「ネット松下村塾」に掲載しております。
(3)に関しましては、まずは既存のインターネット環境の活用ということで、当期は再生日本21のホームページそのものの充実を図りました。また、前期に引き続き、「Wmode」と「ネット松下村塾」の充実も図ってまいりました。
(1)(2)(3)とも、詳しくは後述いたします。

(1)「志塾」
我が国は、かつて欧米列強からの植民地化の危機に奮い立ち、懸命な努力により富国強兵を成し遂げ、不平等条約を改正し、わずか半世紀で世界の一等国にまで上りつめました。その近代明治国家を作る起点となったのは言わずと知れた明治維新ですが、維新の志士たちの多くは「藩校」という公教育ではなく、吉田松陰の松下村塾に代表される私塾から生み出されました。
この歴史に倣い、現代の私塾を立ち上げ、日本の再生を担う人材を輩出することを目的に、平成18年9月より、「志塾」を開講いたしました。「志塾」は、世のため人のため、さらには日本再生のために尽くすという「志」を磨く塾という意味を込めて命名しています。ですから、多くの書籍や講義にも学びますが、それは単なる知識の習得を目的とするものではなく、歴史には「志」を学び、日本再生のための思索力を養います。また、様々な実体験を通じて机上にとどまらない実感を伴った学びも積み重ねます。
当期は、新塾頭に日髙三仁氏、新副塾頭に小山嘉治氏と、いずれも志塾五期生であり、50代の経営者であるお二人をお迎えし、平成23年7月から平成24年4月にかけて、志塾第六期を開講いたしました。塾生は7名で、年齢層は下は高校生から上は子育てを終えた主婦までと幅広く、また被災地でのボランティア活動に積極的に取り組む若者もおり、個性とやる気にあふれた人材が集いました。

志塾第六期と被災地での活動
志塾第六期は基本的に第五期の正規プログラムを踏襲しましたが、従来より塾生発表の負荷を重くしました。自ら学ばなければ身につかないという考えからです。また、オプションプログラムとして第五期から行なっている自然循環農法の体験研修を当期も行ないました。さらに当期はそれらに加えまして、東日本大震災被災地における諸々の活動も積極的に行ないました。当期の志塾のプログラム及び被災地での活動は下記のとおりです。 

志塾の活動
①.平成23年7月16日(土)-17日(日)
テーマ「日本を立て直すために――危機的状況の日本をどう救うか」
講義:2日間とも浅井隆塾長の徹底講義
 
 

②.8月27日(土)-28日(日)
8/27(土)
「議論して行動して考えよう」(Wmodeをベースに議論)
講義:日髙三仁塾頭「ひとりひとりが築く新しい社会システム」
稻田雅彦執行役員「日本の国家破産問題と成長戦略としての為替政策を考える」
8/28(日)
講義:飛岡健先生(現代人間科学研究所所長・金沢工業大学客員教授)
「近代以降、日本人はいかにダメになったか」
「この1カ月で私が最も印象に残ったこと」塾生発表と感想・意見交流
講義:日髙三仁塾頭「志塾2回目のまとめ」
稻田雅彦執行役員「萩・下関研修に向けて――吉田松陰先生と幕末という時代をそのままとらえる」

③.10月22日(土)-23日(日)
テーマ「明治維新の原点」萩・下関研修
10/22(土)
講義:安冨静夫先生(下関市史編集委員・梅光学院大学講師)
「私が最も魅かれている吉田松陰先生の言葉」塾生発表と感想・意見交流
10/23日(日)
朝『留魂録』輪読
講義:岡田幹彦先生(日本政策研究センター主任研究員・歴史人物研究)

玉木文之進旧宅内での岡田幹彦先生のご講義

※.岡田幹彦先生の講義は、松下村塾発祥の地である玉木文之進旧宅内で行ないました。
  岡田幹彦先生の講義は受講生からの感動の声が大変高かったため、CD化しております。 

④.12月17日(土)
講義:浜口直太先生(国際経営コンサルタント)
「不可能を可能にする成功力」
加藤秀樹先生(構想日本代表・内閣府行政刷新会議事務局長)
 「ひとりひとりが築く新しい社会システム」

加藤秀樹先生のご講義

「吉田松陰先生の眼で現代を視る」塾生発表と感想・意見交流

⑤.平成24年2月18日(土)-19日(日)
テーマ「病める近代の象徴、水俣病と地域再生」水俣研修
講義:吉永利夫氏(NPO法人環不知火プランニング理事長)

水俣湾埋立地での吉永利夫さんのレクチャー

 ⑥.4月7日(土)
テーマ「卒塾」
講義:浅井隆塾長「ここから日本再生は動き出す!」
「志塾で学んだこと」或いは「志塾で学んだことと今年の自分」六期生卒塾発表

オプション志塾.9月23日(金・祝)-24日(土)
(正規プログラムではなく塾生任意参加、塾生以外も参加可のオプション志塾)
福島県いわき市でのボランティア作業+自然循環農法体験
農法指導:佐藤文彦氏(くりもと地球村)

自然循環農法を実体験で学ぶ

 

被災地での活動
①.南相馬市への支援物資運搬
平成23年3月26日(土)、放射能への恐怖から物資が行かないと報じられていた福島県南相馬市に、志塾の同志3名で支援物資を届けに行きました。

支援物資と志塾生

②.宮城県東松島市でのがれき撤去ボランティア活動
4月6日(水)、今回の震災で津波による浸水率が最悪だった東松島市に、志塾の同志3名でがれき撤去のボランティアに行きました。
(②までは昨年の活動報告会でも、ご報告申し上げております)

③.石巻市被災地区でのボランティア活動
5月20日(金)、宮城県石巻市の被災地区に、志塾生を中心に5名で、がれき撤去、避難所訪問のボランティアに行きました。

石巻での志塾生

④.宮城県被災者生活支援義援金として100万円寄附
5月31日(火)、多くの皆様からお寄せいただいた義援金100万円を、宮城県の被災者生活支援口座に振り込みました。
被災者への義援金は、どう配分するかがなかなか決まらないという報道もあったため、復興事業財源としての寄付も検討しましたが、募金を寄せて下さった方から「被災者の方へ送りたい」というお声も頂戴しましたので、浅井代表とも相談の上、被災者生活支援の方に充てることといたしました。

⑤.福島県でのボランティア活動
6月25日(土)-26日(日)、福島県南相馬市・喜多方市で、志塾生を中心に10名で、アルバム洗浄、過疎集落での村興し農業交流に参加しました。また、農業交流後、放射線の健康への影響について詳しい志塾生(五期生の医師・加藤直哉氏)による講演会を、福島県民の皆さんの前で行ないました。

放射線についての講演会

⑥.宮城県東松島市畑汚泥除去ボランティア活動
7月30日(土)、志塾生を中心とする5名で、宮城県東松島市に、畑の汚泥除去作業のボランティアに行きました。

⑦.(オプション志塾の一部として)いわき市で溝の汚泥除去作業
志塾のところでも記しましたが、9月23日(金・祝)-24日(土)のオプション志塾の一環として、福島県いわき市で溝の汚泥除去作業を行ないました。

(2)シンクタンク活動
シンクタンク活動としての歩みは誠に微々たるものですが、外部シンクタンクとの交流を通じて見識を深め、それを「志塾」プログラムに活かしたり、インターネット上での「Wmode」や「ネット松下村塾」で発表・発信したりしております。
具体例としましては、平成23年12月7日、再生日本21執行役員の稻田雅彦が外部シンクタンク「日本政策研究センター」の月例勉強会に志塾生とともに参加し、『TPP亡国論』で有名になった中野剛志京都大学大学院准教授と討論を行ない、その内容を「Wmode」に掲載しました。また、同じく外部シンクタンクである「構想日本」のシンポジウムにも、金融や東北の復興をテーマとしたものに、時に志塾生も伴って参加しております。
「ネット松下村塾」に発表したレポートとしましては、「日本国債市場に変化が出てきているぞ」「今、本当に国のあり方が問われる円高対策」「水俣が問う、病める近代」等がございます。

(3)インターネットを通じた情報発信
当期はまず、再生日本21のホームページそのものの充実を図りました。志塾や被災地ボランティアの活動報告を今までになくしっかりと掲載してまいりましたので、株主の皆様には是非ご覧いただきたいと思っております。なお、再生日本21のホームページ作成・更新に当たりましては、株主の須藤直様に多大なご尽力をいただいております。この場を借りて、御礼申し上げます。
また、前期に引き続き、インターネット上での意見交流・議論の場である「Wmode(ウィーモード)」及びインターネット上での研究発表・発信の場である「ネット松下村塾」の活性化を図ってまいりました。いずれもまだまだ発展途上でございますが、株主の皆様には是非「Wmode」へのご参加、「ネット松下村塾」のご高覧を賜れれば幸甚です。
 

◇今後の資本政策について
再生日本21は「日本を再生する」ことを唯一の目的とする会社であり、通常の企業のように営利を目的とするものではありません。しかし、日本再生という目的を達成するためには、会社が長期に渡って継続していかなくてはなりません。
そこで平成19年より、“支援金”という形で皆さまよりご協力いただくことにいたしました。平成23年は、25件、合計121万円の支援金をいただきました。ご協力いただきました方々には心より御礼申し上げます。
また、浅井代表が長年研究してきた資産運用のノウハウを活用して、余剰資金の一部を実績ある海外ファンドに投資いたしております。運用の結果、資産が殖えましたら、一部を取り崩して運転資金に充てていきたいと考えております。

以上が、再生日本21の平成23年度の活動状況でございます。
今後とも再生日本21へのご指導、ご協力のほどお願い申し上げます。